<当店での焙煎度合い>
浅←―――――――→深
〇◆〇〇〇〇〇〇〇〇〇
産地:シダマ州ボナ・ズリア
標高:約2200m
精製:ナチュラル
品種:在来品種
“甘く色気のある、繊細な香り”
エチオピア・へレフG1と同じボナ・ズリア地域で収穫されたものですが、精製方法が違います。この精製方法が違うと、同じ産地の豆・同じ焙煎度合いでもまったく違う風味になるのがおもしろいところです。
コーヒーの場合「精製」というと「収穫した果実から種子(コーヒー豆)を取り出す作業」のことを指します。精製方法には大まかに分けると「ウォッシュト」と「ナチュラル」があり、ナチュラルは収穫した果実を果肉が付いたまま丸ごと乾燥させ、その後脱殻してコーヒー豆を取り出す方法です。乾燥工程にある程度の時間をかけると、果肉が乾燥し切る前に発酵し、その発酵した香りがコーヒー豆に移ります。その豆を焙煎すると甘く発酵したような香りと、ドライフルーツのような凝縮した果実香が生まれます。それらの香りと丸みのある味わいがナチュラル精製の個性になります。ウォッシュトがフレッシュな味わいが魅力なのに対し、こちらのナチュラルには気品ある大人の色気が感じられます。