<当店での焙煎度合い>
浅←―――――――→深
〇〇〇〇〇◆〇〇〇〇〇
産地:トレスリオス地区ドゥルセノンブレ
標高:1400~1550m
精製:ウォッシュト
品種:カトゥーラ
“やさしい甘さの素朴な味わい”
ロザリア農園は1888年創業のとても歴史のある農園です。総面積2ヘクタールと農園の規模としては小さく、年間120袋(60㎏麻袋換算)と少量ながら丁寧な生産を続けられています。農園名のロザリアは初代農園主の妻の名前から付けられました。亡くなった後もいつも彼女を傍に感じられるようにと名付けられたそうです。
コスタリカのウォッシュトコーヒーは全体的にマイルドで優しい甘さがある印象です。飛びぬけた強いフレーバーがあるタイプではありませんが、じんわりと優しく感じられる甘さがクセになり、当店でも常に人気の産地です。最近のコスタリカのトレンドとしてはナチュラル精製、ハニー精製といった甘く発酵感のある香りを強調したタイプが圧倒的に多くなってきていますが、個人的にはウォッシュト精製のこういう優しい甘さも中米のコーヒーの良さなんじゃないかと思っています。派手なインパクトのある味わいではありませんが、なぜか記憶に残って不意に思い出される、そんな味わいのシンプルに美味しいコーヒーです。